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VOL.50 [2008.2.20]
遅れる〜!りんごが無い〜!
 先週の大阪鶴見イオンモールでのりんごフェアもすごかったなと早朝に目覚めて思った。
 と云うより“朝のセリに遅れる〜!”“売るりんごが無くなるー!”ってあわてて目が覚めたのが本当のところだ。売るものが無くなるんだから、そう悪い夢でもないか。
 よく“飛ぶように売れる”という言葉が聞かれるが、自分は一度だけ実際に仰天したことがある。
 昨秋の琉球ジャスコ三十店全店舗「青森県フェア」の時である。まず店側と私どもとの商談会が行われ、地元ラジオ公開生番組でPRをさせていただき、売り場に行ったと思ってください。唖然とした。
 我も我もと本当にりんごが手から手に取られ空中を舞ってレジに向かっていた。
 「ラジオのところにいたお客さんが殺到してるんですよ。」ということだったが、
 「実は、おととい、昨日で物が無くなって、知事さんが売るものが無くなると困るんで県内各店から集めたんですが、こりゃもう早仕舞いですね」と伺って、スタッフ一同も嬉しくもあった。
 結局は4日間でこれまでの一年分のりんごが売れ、さらに、例えば殻付き帆立が一日1000枚、県産米も無くなったとのことであったが、自分が唸ったのは、豚は本場なはずなのに私たちの県産豚のブロックが朝のうちに無くなってしまい、数千円のキンキンも売れていたことだった。
 何しろ、本当にモノがなくなって夕方6時には青森コーナー部隊は店から撤収したのである。
 南の人は北のものに憧れるとは聞くものの、“絶対行ける”とこれを企画した琉球ジャスコの皆様やO常務の慧眼に感服した次第だった。
 そういった沖縄は例外としても、ふじ、王林を試食いただくためのつまようじが無くなって追加するぐらい、今回の鶴見リーファ店も盛況だった。
 何しろ今年というか19年産りんごは、知事就任以来トップセールス史上最良の出来である。絶対の自信を持ってお薦めできる。
 4年前、現在の田村農林水産部長と共に全国の市場を回るなか、品質のことで相当に手厳しくご批判いただいた時とは全然違う。
 今回のセールスのように、こちらも自信ある良品が売れまくってる時の面白さと醍醐味には、こたえられないものがある。
 しかし、“時間です、時間です”と急かされ、次の16時からのこれも大切な本県に研修に来てくれるようになった大阪市立大学医学部生たちや教授先生たちとの懇談会へ、背広に着替えて連れて行かれた。(そっちはそっちで、21時まで盛り上がったのだが!)
 翌朝の大阪中央卸売市場のセリも盛況だった。
 今年の青森りんごは押せ押せのところ、何しろ3連休明けと来ているので、市場のプロたちの気合が違うし、決め手くんは音頭を披露するは、ミスりんごたちは熱心に“上げて上げて”とアピールするは、見学の地元の高槻の小学生130名が応援してくれるはで、ボルテージはあがりっぱなしで、声が枯れるぐらいとなった。
 午後の大阪、京滋、兵庫各地区りんごの会との懇談(作戦会議)も活発前向きなものとなった。
 そんなうれしいエネルギーのまま、帰って来たゆえに、“(朝の市場セールに)遅れる〜!りんごが無い〜!”っていう夢を、昨秋の琉球ジャスコと複合して見たのだろうか。
 (とここまでしたためて、本日日曜、ご用は午後から。ラジオ体操はしないで、また寝よう。おやすみなさい。)
三村 申吾

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