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VOL.65 [2008.4.2]
今夜は紅の豚シャブ

 よく食事はどうしているのかと聞かれるけれど、基本的には自炊している。
 本日は、簡単豚シャブだ。
 鍋と決めたらば、帰宅後直ちに、たっぷりの青森のおいしい水(水道水の旨さ日本一だろう)を鍋に張り、下北の昆布をリッチに10pくらい入れておく。
 今夜の具材は、豚ロース130g。
 シャブ用薄切りを冷凍しておけば便利だ。技術進歩に感謝するところ大である。これを冷凍庫から出しておく。
 たまたま「ゆ〜さ浅虫」で仕込んだ小松菜ひと束。
 同じく椎茸大3個。
 絹ごし豆腐小パック1個。
 シャブ麺(本日はネバリゴシ使用、某社平打ちうどん。)
 今夜の具材は県産品ばかりだ!
 これらを洗ったり、切ったりの下ごしらえをして、 入って、髪でも洗って、洗濯機も回しているうちに、下北の昆布がぬるぬるっと旨味を鍋の中に溢れさせてくれる。
 そして、湯上がりはやっぱし、ビールだねと(本県を応援してくれている三社の缶ビールをそれぞれ揃えているのだけれど、豚ロースのカロリーを考えて、某社のカロリーオフの)缶をプシュッっと開けて、ぐびぐびぐびと三口飲んで、鍋着火。
 鼻歌は、やっぱり森高だよね。
  ♪のもう〜 今日はとことん盛り上がろう〜
 唄いながら、納豆をかき混ぜかき混ぜ30回、これをつまみにもうちょっと♪のもう〜、をしていると鍋がフツフツフツと沸きかけてくる。
 昆布君は引き揚げ、お休みにして、手元にあった結婚式の引出物のカップル写真入りお酒をたっぷりと1合を鍋に。
 しばらくすると、香り爽やかにグツグツ大沸騰。
 まず、椎茸を入れてしばし待ち、いよいよ愛しの紅の豚ロースの出番です。
 それいけー!5,6枚を鍋へ。
 ふわっと煮上がって来たら、ごまだれ、ポン酢だれの2つを交互に気分を変えながら、いただきまーす。
 (豚バラの方が当然好きなのだけれど、メタボ対策で肩ロースかロースにしている。十二分においしいおいしい)
 いよいよ、小松菜隊、出動。
 煮過ぎず、茎がシャキシャキのうちに食べるのが大切だけれど、ひとり鍋でテレビ見ながら納豆にビールなんてやってると、つい、やわやわとなるところが、このミッションはディフィカルト。
 それにしても、豚の旨味と脂が少し染み込んだ小松菜は、本当にベリーナイス、おいしいね。
 もちろん、椎茸もそろそろいただきます。青森の美しい山々の安全・安心、おいしい椎茸は宝です。
 このあとは、再度豚ロースを5〜6枚潜らせて、小松菜もいただいて、いよいよお豆腐を半分入れる。
 ここでは弱火に切り替えて、テレビもビールも我慢して、しっかり見張っていることが肝心。お、煮立ちそうだ。
 フツフツと来たらさっさと引き揚げて、これまた熱々をいただくとおいしいし、この頃には汗がどーと、出る出るデトックス!
 ひと息入れて、ラストの豚ロースと小松菜を限りなく嬉しくおいしくいただいて、また豆腐。
 ガスを止めて、鍋は小休止。
 そしてこの原稿を書いたりしていると、ちょっと麺でも食べたいよねって気分になって来た所で、再着火。
 平打ち麺をくつくつっとひと煮立ちさせると、豚エキス、小松菜エキス、椎茸エキスを麺がごっそり取り込んで、極楽極楽。
 (本日は、平打ちうどんですが、その日の気分で中華麺もいいですよね。)

 さて、笑われるかも知れませんが、鍋を食するのは、厳しい勝負事。自らの“ながら”(TVとかビールとか)根性との戦いであり、素材ごとに煮過ぎず引き揚げるかのタイミングとの真剣な戦い。
 そもそも食事とは、他者の“いのち”をいただく事だから、よりおいしく食べさせていただき、旨さにより幸せを感じて“ごちそうさまでした。ありがとうございました。”と感謝を覚えるようでなくてはいけないと思う。
 特に、鍋は調理というわけではなく、素材を大概そのまんまの型でいただくわけだから、気合いを入れて食べなくてはならない!
 なんて具合に真剣鍋勝負などしていると、これがすごくひとりご飯を楽しめて、結構いい気分転換になるんですね。
 家人曰く「食べっぱなしで鍋も洗わず、食べてすぐ寝るから、メタボになるのよ」
 そうです。しかし、“おいしいー!”“ちょっとねむい!”“ねよ。“ってすごくハッピィだと思いませんか。
 ひとりご飯だからこそ、やっぱしベリーハッピィでなくちゃいけないですよね。

三村 申吾

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