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VOL.86 [2008.7.25]
私を浅虫水族館に連れてって5
Y “イルカ(入鹿)はいるか?645年、大化の改新”

 となぜか絶好調のYさんを先頭に我々はイルカショーの行われるショープールへと向かった。
 ちなみに夏休みは1日5回行われるらしい。

M “Yさんすごくルンルンだけど。”
Y “ウニとまぐろと白身でお腹いっぱい、元気いっぱいです。”
M “水族館では、それは禁句じゃないっすか。”
Y “では、「鳴くよ(794)うぐいす平安京」「いい国(1192)つくるぞ、鎌倉幕府」”
“なんで受験生モードになってるの?”
Y “中学生の甥っ子に、一番現役に近いワタクシが時々学習を施しているのです。”

 さて、イルカも厳しい学習を受けて、本日の舞台に立っている。本日のオープニングは牝のピッピちゃん。25年組の超ベテランらしい。若い子たちをリードするわけだ。あとは12月8日デビューの色白の牡サニー君。そして、もう一頭の牡のホクト君。
 三頭が出てくると、なんたってバス6台の子供たちから、やんややんやのこれぞ黄色い声がステージから沸き起こる。
 慣れているのか、イルカたちは、ちっとも動じない。
 三頭揃って頭は水中。三角なしっぽをふりふりご挨拶して、拍手拍手の大喝采を浴びる。
 吊したボールを打ったり、同じく吊した輪潜り、そして吊した横棒を飛んで越えて見せる。
 オーソドックスな技だとしても、トレーナーのお姉さんの指示になんと見事に従うものかと、子供らと一緒にハラハラドキドキしながら、拍手、拍手、拍手で会場みんなが一体感。
 続いては、サッカーボールでシュート!
 お見事。
 おやっとよく見ていると、一回ごとにちゃんとおやつをもらっている。
 A部さんに尋ねたら、「サバ・ホッケ・シシャモを食べて張り切ってるんですよ」、とのことだった。ウニまぐろ白身で元気なYさんにも教えようと思ったけれど、何となくやめた。
 それにしてもすごい。
 次はフラフープをくるくる頭で回して、プールの端から端へ届けるは、ボール運びをするはで、ピッピは特に大活躍。フリスビーのキャッチまでできる。
 そしていよいよ会場の子供たちとイルカたちが一体となるのが、1mはあるでかボール(とても軽い)飛ばし。
 これが、また見事にプールから会場へ上手にヘッディングして、ブウォーンと飛んでくる。
 “こっち、こっち”と気合いのYさん。

Y “私も、私もキャッチしたい。”
M “なんで?”
Y “受け止めたら、結婚式のブーケみたいに順番が来るんです、きっと。”
“帰りにな、ロト6(シックス)買おうな、でかい順番当てて「私をセイシェルに連れてって」をやろう”

 (ちなみに、ロト6の方は、5週間待っても順番は来ませんでした。)
 ところで、驚きです。
 イルカ三頭が唄った。コーラスをした。頭の上についてる鼻のところから唄声を出した。
 これは現場で聞いていただきたい。感動です。
 しかし、ここまでは未だ前座だった。
 真打ちのリーダーイワン君と超ベテランジム君登場。
 大ジャンプショーの始まり。飛び回る、跳ね回る。ラッコ泳ぎ。スピンジャンプ。
 連続の大技に、水しぶきが会場の中段まで飛んで来た。(前列のお客さんたちのカッパの意味がここで解った。)
 ともあれ、拍手に合わせての大ジャンプこそ、イルカショーの花。大ジャンプなくして、イルカショーなし。すごく面白くて、楽しくて、自分も躍動して、何回でも見たくなった。

Y “この大ジャンプを見ていると、心が洗われますね。とても、スカッとしますね。(さっきの)ブライダルボール捕れなかったことなど、忘れます・・・”

 Yさんの云う通り、大ジャンプは本当にスカッとする。

 ぜひ、水族館ではショータイムにご参加を。
 A部さんによると、トレーナー5名がいて、毎日ショーの合間にイルカを訓練しているそうです。毎日1頭に12キロくらいのエサが必要になるとのこと。
三村 申吾

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