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VOL.90 [2008.8.1]
♪新しい朝が来た
 ♪新しい朝が来た 希望の朝だ
  喜びに胸を開け 大空あおげ
 と、賑やかにラジオ体操の唄が聞こえてきた。
 メタボ予備軍としては、行かずんばあらず!真夏の朝の国民的イベントと云えば、ラジオ体操しかないっしょ!それに、朝からお祭り気分目いっぱいのラジオ体操こそ、三社大祭からねぷた・ねぶたを全制覇を目指す自分には格好の準備トレーニングであるわけだ。
 ズック(今はスニーカーと云うようだが、オジさんにはこの方がしっくり来る)ひっかけて、TシャツGパンであたふたとアウガの広場へ駆けつけた。
 いや何と何と、子供たちがこんなに居たのかと感嘆するぐらい集まっている。
 ご時勢か、お母さん方の参加も多い。健康と若さを保つためにも、ラジオ体操は是非ともお勧めだ。
 おじいちゃんおばあちゃんも沢山参加している。いや良く見ると、ボランティアとして段取りをして下さっている町会の方々という感じだ。
 町会の方々にはいつも見守りをお願いしているのだけれど、子供たちの規則正しい夏休みの生活のためにも、こうして全面的にご協力下さっていることに頭が下がる。
 ほんとうにありがとうございます。
 地域の子供たちを地域で守り育てることが保たれている私たちの青森は、やっぱり素晴らしいと思う。
 ともあれ、“ラジオ体操第一”の元気な声に間に合って、久々に体と筋肉を動かす。
 この「第一」は身についているというか、体が覚えているというか、我ながら子供たちの動作にちゃんとついて行ける。しかし、改めて体だけでなく頭が重いというか、首のまわりが今ひとつ動きが鈍いと感じた。
 んー、ねぶた“激跳ね”までにあちこち筋肉をゆるやかにしておかねばと本気で考えながら、第一を終えた。
 ふー、ふー、息が切れる。
 体のあちこちをラジオ体操のお兄さんの指示にあわせて動かすうちに、“それではラジオ体操第二”との掛け声。
 ありゃーいけない。本当に解らない。どっちにどう動作するのか解らない。
 前の子供を見よう見真似で、ワンテンポ遅れながら第二の動きを何とかこなした。
 “こなした”ぐらいなので、筋肉を動かすというよりも、手、足、首をバタつかせただけとなってしまった。
 現役の小学生とママたちは見事に決まっている。
 よっしゃあ毎日参加して、記憶を取り戻すぞと決意したところではあった。
 第二が終わった。わあーっと子供たちが駆けて中央に一列に並んだ。
 “みんながスタンプ押してもらう紙を首からひもでぶらさげている。昔と変わらないな”と思って見ていたのだが、やはり順次スタンプを押してもらっている。
 百石の我が町内では、6年生の班長が、六角の鉛筆のお尻で押したよなあ、と懐かしんでいたけれども、おやややや、みんなが何かの小箱をもらってる。
 近づいてみたらば、動物ビスケットだった。
 ギンビスのあれ、甘塩っぱくで旨いんだよなあと、一口かんだ気分でいたら、
 “知事さんもひとつ食べますか”
 と、お声をいただいた。
 照れ笑いしながらお断りしたものの、急に空腹気分になって、ニコニコ通りで茹でたてのトウモロコシを買ってほおばった。
 ああなんておいしいんだろう。甘みと旨みが濃いね。しかして加うるにラジオ体操の賜だね。ありがとうラジオ体操第一第二。
三村 申吾

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