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VOL.104 [2009.5.23]
田植えは、ブラボー |
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田一枚 植ゑて立ち去る 柳かな
は、松尾芭蕉の名句だが、
田一枚 腰痛 のたりのたりかな
と名句同士を合わせて、腰には貼り薬でうなっている。
田植えといっても、機械植えで残る隅っこの方を、せいぜい70〜80株、植えただけなのだが、準備体操もせずどぼんとプールに入るように田んぼに飛び込んでエイサホイサエイサホイサと、調子に乗って一気植えをしてしまった。
田舎館の父さんの田んぼも3年目となれば、泥の中で身動き出来ずに救出された初年度とは違って、我ながら足抜きも上手く、比較的ジョボッ、ジョボッと動くことが出来た。
しかしやっぱり「へっぴり腰」とは正に自分の姿。早乙女ギャルズ(小生よりひと回り上ではありますが)の足抜きと動きのスムーズさには、つまりは植え付け動作の美しさの感嘆すべきものとは較べようもありませんでした、
しかして、へっぴり腰だからこそ、すぐ鼻先に薫る田舎館の田んぼの泥のおいしい匂いを今年も十二分に堪能できました。
全部着がえることになるほどびっしょりと汗をかいて、座り込んだ畔でいただく冷たいお茶と小昼の赤飯おにぎりの甘さ美味しさに、気分爽快でした。
なおかつ、労働対価(ほとんど役に立っていないか、マイナスではありますが)に、あの旨味したたる田舎館のT子さんのアスパラをいただいて、腰はヒイヒイでも、頬っぺたとろとろです。
田舎館の皆さん、ありがとうございました。しっかり攻めの農林水産業がんばります。 |
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三村 申吾
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