「私、絶対太りましたよね」
と夕食会の時、台湾営業チームの○○さんが、嘆くようにアピールしていたことを思い出した。
台北より帰国途上の機内食を見ながらである。
○○さんは、全然そう見えないのだけれど、実は自分自身も、ありゃりゃベルトひとつ増えたと嘆いていたので、その時は返答をためらった。
台北の食べ物は安くて美味しい。必ず野菜類がしっかりついて来るから、適量を守れば問題ないはずなのだが、絶妙な味付けと食材と調理の多様さに、ついあれもこれもと試すうちに、もう手遅れ。
何分台湾ビールも旨いし「えい、いいや帰ったらダイエットだ」と決めた途端に、もう一皿二皿と追加して食べてしまい、お腹ぷるるんだ。
しかして今回、各班ともよく食べ、よく働いた。エクスポ班はこれから更に働く。
公務の都合で、正味1日半滞在の自分でさえ、メインの台北観光国際エクスポ(4日間ぶち抜きの国際大商談会)、青森の観光フェア、トップセールス4社プラス夜の3社懇談会と大車輪だったが、各班は更に数多く営業するのだから、
しっかり食べないともたない。
とはいえ、消費しきれないカロリーは容赦なくお腹かあご回りを豊かにする。
「エライこっちゃ、ガチンコでダイエットだ。でも、取り敢えずコレ食べて
から」と機内食を見ながら根性なく決意した所である。 |