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VOL.206 [2014.11.05]
レモンケーキ
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旅先での楽しみにお土産選びがある。
ま、しかし皆さん同様だろうが、駅や空港売店で定番的な物をあたふた購入することになる。
自分もこれまで例えば博多ならためらわず「通りもん」同じく岡山なら「きびだんご」松山なら「一六タルト」京都はちょっと悩んでも、結局「八つ橋」名古屋はかなり悩んで「ういろう」(河村市長さん、しかしこの物件はあまり感動が無いようです。エビ煎餅の方が良いと云われました。何か別な強烈な定番商品も開発願います)と言うあんばいだ。
今回トップセールスの広島。ここは悩み無くまた不満は出ない圧倒的定番「もみじ饅頭」と相成った。
しかし実は、滅多にしない事だが、自分だけが食べる為のお菓子を、広島アンデルセンで買う事が出来た。「レモンケーキ」である。
子供の頃から「レモンケーキ」が好きだった。こんなにも素朴なスイーツを誰が考えたのだろう!?レモンの形に焼いた硬めのカステラを、レモン味の溶かした砂糖でコーティングしてあるだけのシンプルなお菓子だ。田舎なれども百石のお菓子屋さんにも、かつてはあった。
しかし、近年あちこち旅しても、全く見かける事は無くなった(とは云うものの、駅や空港良くてデパ地下の土産コーナーしか寄らない訳だから、全くとの表現までして良いかは、ためらう所ではあるが)
ともあれ数年前、アンデルセンで、この特産瀬戸田のレモンをたっぷり使ったレモンケーキに出会った時、自分は感動より感謝で震えた。「よくぞこの古典的スイーツを、残し、かつ旨みをアップしてくれた!アンデルセン万歳!」 原爆で被災した建物を、改修保存しながら店を続けているという、流石に名店だと心から思った。
既にぱくぱくと6個を食べて、残り2個をいつどう食べようかと、今悩ましく手に取って見つめている。
明日1つ、明後日1つ。(ρ_;)さよならレモンケーキ君。
しかし、来月は台湾セールスだ! レモンケーキは、かつては台中の名物土産として、各店が軒を並べて、それぞれの味を競いあったと聞くも、今や日本同様、台中ですら殆ど見ないらしい。
ところが、昨年、台湾でのりんごセールスのデパ地下で、自分は、懐かしのオールドスタンダードなレモンケーキを発見したのだった!デパートにあると云うのが、まだファンがそれなり多い事を想像させて、嬉しかった。
今年もコーナーが残ってるかなと不安に思いつつも、レモンケーキが食べられると思えば、目指せりんごセールス3万トンと気合いが入る。
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三村 申吾
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