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VOL.237 [2015.6.4]
達者村にて
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山紫水明の里、名川を、達者村として町と共に売り出して、10年が過ぎた。
合併があり、旧南部町、旧福地村区域を含んで達者村は広がった上に、いろんなタイプの風情あふれる美しさの山里が増えて、魅力をさらに増した。
選挙と云う訳で、普段めったに訪れるチャンスの無い、奥の集落それぞれにも訪問出来た。
田植えが終わり、水を湛えた小ぶりの水田の段々に並んだ美しさに感動し、それらを取り囲む斜面の、さくらんぼやりんごや桃の畑の絶妙な配置に、農家の英知を思い、さらに感動する。
その傍らに里山があって、家々がゆったりと在る。
昔、農水省が田園空間博物館とかの事業を進めたと記憶するが、それよりは山がちだから、名付けるなら、里山博物館だろうか。
そんなお宝風景が、続々と山を越える毎に、現れるんだから、達者村はすごい。
自分はこの国の「ゆりかご」を守れ、農山漁村集落を守れと言い続けて来た。
「そこは、我々の生命を育み、食べ物を生産し、お祭りなど伝統文化を伝承して来た。そこは、決して失われてはいけない、青森だけではなく、この国の原点である」
と主張し続けて来たし、それ故に強い思いをもって「攻めの農林水産業」をがっちりと推進して来た。
達者村の里から里を巡り、断固これらを守り抜く決意、新たである。
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三村 申吾
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