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VOL.256 [2016.6.6]
そら豆―2016
スーパーに並んでいるそら豆のさやが色合いも良く、ぷくっとして本当に美味しそうだったので、求めた。
剥いてみたら、やっぱり大きくて艶々で、もう堪らないって思いいっぱいになって、塩茹でにして、30分我慢。
今、冷やしたグラスに缶ビールを注いで 一緒に食べた!
美味しい、本当に美味しい。まだふるさと、青森の季節は晩春だけれど、心の中には一番爽やかな初夏がやって来た。
そら豆と云えば思い出すのは、作家の山口瞳先生だ。 (前にも書いたことがあるかもしれないけれど)
5月の薫る風がとっても気持ち良い夕方には、先生に連れられて、東京は国立や府中の居酒屋に良く連れて行って頂いた。
そら豆が一番美味しい時期で、先生が必ずのようにあてに選ばれたことを思い出す。
それ以来、自分も風薫る5月は、外でお酒を頂く時も、家でゆるりとしたい時も、そら豆をあてに選ぶようになった。
好きな食べ物は、と問われれば
「豆腐、納豆、枝豆」
と大豆三点セットを答えているが、旬のそら豆は別格だ。

今夕は、久々に瞳先生のご著書を手に、毎度良く出来た肉じゃがで冷酒を行ってみたい。
楽しくて幸せで美味しいお酒の嗜みを教えて下さった瞳先生に、心から心から感謝している。
三村 申吾

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