5月29日 百石スタート 三戸郡駆け回ってこの地域最後のお願い。
肌寒〜い。30度世界が、一転しての10度台、しかも雨だから、ぷるぷるぷる!
それでも、5日前に見た、田んぼの稲がぐいっと伸びた気がする。稲は元来が亜熱帯植物なところに、25度越えや30度越えの真夏日天気が続いて、我々人間のへろへろな状態を尻目に、元気のようだ。
実は、山田錦を超えようとの思いで、"吟烏帽子"という、無茶苦茶寒さに強い酒米を昨年デビューさせたのだか、この暑さでバテてないかと逆に心配になった。固くて芯白が入り、綺麗に削れて、吟醸酒や大吟醸酒を醸造するのにふさわしい、ヤマセ地帯にぴったりな酒米なのだ。
ま、4.5日の話で元気だのバテるかだのも言い過ぎだろうが、これからの長期予報には、エルニーニョが発生する可能性もあるとかで、今後の夏の気象には不安要素があるようだ。
米で言えば、これもデビューに自分が立ち会った"まっしぐら"は、寒さに強い特性があり、県南地域では主力、今や県全体でも、生産量は県産米の6割に近い。去年の夏の天候不順にも、耐えてくれた。香港他海外評価も高い。
そして、こういったことは、優良品種開発に踏ん張る県産業技術センター、そして、我が農業の普及指導員たちの、場所場所での細やかな指導の賜物でもあると思っている。
青森県の特産農産品が、極めて高い評価を得ているのは、生産者、普及指導員、産業技術センターの良きスクラムにある。
良きスクラムが、適時適切に効果をあげられるように、しっかりマネジメントして行きたいし、もちろん、我ら営業宣伝部隊も、生産部隊に負けずに頑張ろうと、田んぼ畑を走り回りながら決意した。
夕方は、世界に誇る田園空間の南郷の島守でのミニ街頭だった。
夕陽に照らされて、神々しく美しいこの集落(自分の表現では、「食といのちと文化の ゆりかご 」)を存続させるために、本気で、攻めの農林水産業第4ステージに、気合いで頑張ろう!
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