これまでの攻めの農林水産業を通じて、いわばほぼ常勝セールス部隊群たる我がチームではあったが、去年までの栄光は、過去。自分自身、きっぱり忘れる事にした。
原点に還る。しかし、蓄積ノウハウとアセットは活かす。PRも販売も、新しい方法と展開にチャレンジするが、あえて、効率を云わず古いやり方もやって見よう。新しい道が、あるかも知れない。
春の移動制限中は、国内外にン百枚手書きの葉書を書いた。弘前城の桜、奥入瀬の新緑、岩木山をバックのりんごの花等、青森の今と、これからも連携したい思いを、まずは伝えようと考えた。
(秋となった今は、アジア中心に、たわわに実ったりんご、錦繍の蔦沼、錦織りなす十和田湖、黄葉の奥入瀬渓流の葉書で、今年は訪問出来そうにありませんが、りんごよろしく、来年は送客よろしく、技術提携よろしく、webで P Rします、とかお詫び営業を書きまくっている)
その間、チームには今年のフェアや営業商談のやり方、コロナ以前からすでに研究して来たE C(電子商取引)や越境ECの進め方を、内輪で、先方とはweb等で検討して貰った。
前述したが、6月7月に国内関係先を一気に回り、具体の調整に入った。
フェア全体については、新しい生活様式にどう合わせるかが、課題である。
何しろ、攻めの農林水産業と並行して始まった国内各地でのフェアは、スタート年が前後するが、地区毎にほぼ同じ時期に十数年続く催事となっている事もあって、イベントに本当に沢山の人が集まり過ぎるのである。つまり、密度が高い。
今年は、舞台を設定して津軽三味線や、スコップ三味線、決め手君ダンスP R、生産団体や若手生産者による思いを伝えるコーナーや特産品のクイズや抽選会等はやめる事になった。
以下、地区地区の状況によるとして、
・密を回避しながら例えばりんごコーナー、長芋ニンニク等野菜コーナー、しじみ帆立等魚介類コーナー、お酒や特産品コーナーなどそれぞれを、自分が巡回して、各個撃破的に店内マイクでPRする。旗艦店だけでなく、店をいくつか回る
・マグロ解体などプチイベントは、工夫してやろう
・青森フェアの折り込みチラシを増やそう
・(これまでも何地区かは、やっていたが)マスコミキャラバン。各地元のテレビ局、ラジオ局、新聞社を回って放送や記事で開催を盛り上げて貰おう
・地区毎、売り場毎に合わせてのキャンペーンDVDを撮って、店内で放送しよう。先々アバターも研究しよう
・この際、原点中の原点、移動販売セールス
・いよいよEC。ネット上でのフェア
等等まだあるが、今年は今年として、いろいろやって見ようと言うことになった。
いよいよ出来秋ともなり、自分もチームも手分けして、具体のオペレーションに入っている。決して、コロナ対応を疎かにしている訳ではないが、自分には、経済を回す最大限の努力も仕事として課せられている。かなり、ふんばらねばならないと決意している。
--(3)へ続く
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